さすが欧米スタイル！驚きのケータリング活用法

日本でケータリングサービスというと、食材を持ち込んでその場で調理し、スタッフが給仕まで行う移動型レストランといった意味で用いられることが多いですね。デリバリーや仕出しに比べ、会場さえあれば至れり尽くせりのプロのサービスが簡単に受けられるとあって、パーティーや会議時の食事など幅広いシーンで利用されています。
フードサービス先進国の欧米では、どのようなケータリングが流行しているのでしょうか。アメリカのニューヨークとイギリス・ロンドンのケータリング事情を見てみましょう。

洗練されたNY仕込みのケータリング

世界の流行のトップを走るニューヨークは、日本の東京以上に、多くの人で溢れかえる大都会。洗練された高級な飲食店は数あれど、大人数でのパーティーで人気店を貸し切るなんて至難の業だとか。そうした事情からも、ジネスシーンでのケータリングサービス利用は多いようです。
幾社ものケータリングサービスが存在するニューヨークですから、そのサービスの内容も質も様々。予算や条件に合う好みのケータリングサービスを見つけるのは、大変そうです。

食にこだわるニューヨーカーも安心

アメリカの料理といえば、ビッグなハンバーガーにフライ、砂糖たっぷりの甘いスイーツといったジャンクフードなイメージですが、ニューヨーカーの多くは食に対する高い意識とこだわりを持っています。最近は高級なヘルシー料理をサービスするケータリングが人気を集めているようです。ベジタリアンやビーガン、ダイエッター仕様のメニューを用意しているケータリングサービス。幅広いユーザーに対応してくれるのは安心ですね。またオーガニック野菜にこだわったケータリングも、ヘルシー志向のニューヨーカーに支持されています。

日本の弁当文化がニューヨークで話題に

和食は欧米の料理に比べて、見た目も味も繊細だと言われます。中でも小さな容器に、幾種類ものおかずをきれいに並べて詰め込んでいくお弁当は、海外から見ればなんと特殊な文化だと思うでしょう。
日本人には当たり前のこの弁当文化が、今ニューヨークで大きく注目されています。「BENTO（弁当）」のデリバリーのみならず、弁当の細やかな盛り付けをアレンジした、繊細な料理でおもてなしするケータリングサービスが新鮮だということです。

次はイギリス・ロンドンのケータリングサービスを見ていきましょう。

ロンドンのケータリングで重視されるポイントって？

イギリスは豪華なアフタヌーンティーなど、ホームパーティーが盛んな国です。ただ日本では、パーティーには美味しい料理が欠かせませんが、、ロンドンでは料理よりもむしろ、テーブルコーディネートの方に力を入れるようです。
テーブルクロスやカトラリー、テーブル上のお花まで、ゴージャスにセンス良く飾り付けます。料理も味覚より視覚で楽しむというかんじ。季節やパーティーの趣旨に合わせてテーブルコーディネートを変えますので、ロンドンのデパートには、日本では想像できないほど広いテーブルウェア売り場が存在します。

何よりも前菜が大事

パーティーの最初にテーブルに並べられる料理。それは前菜です。パーティーのコーディネートは見た目が一番というロンドンですから、ハムやチーズ、サラダなどを贅沢に並べて、メイン料理が出る前にドーンとテーブルを飾る必要があります。そうした場合にも、ケータリングサービスを利用すれば、プロフェッショナルな美しい盛り付けを楽しめるとあって人気なんです。上流階級の人たちは、インテリアからフラワー、テーブルコーディネートに至るまで、最高ランクのケータリングサービスを利用することは日常茶飯事です。

ケータリングの料理教室も人気

プロが食材を持ち込んで調理からサーブまで行うケータリングサービス。その調理過程も料理教室としてケータリングしてしまおうサービスも、今ロンドンでとても流行しています。
家庭料理とはひと味違う、珍しい料理やプロならではの盛り付け方法などを、料理教室に出向かなくても自宅のキッチンで体験することができるのは便利ですよね。料理が完成した後は、ゆっくりお茶やアルコールをいただきながら、友人と歓談を交えたパーティーで締めくくるのがお決まりです。