幼稚園ママの懇親会事情｜ケータリングJournal

幼稚園ママの懇親会事情

幼稚園児を持つママ同士のお付き合いで、クラス内で懇親会を行うこともあります。そこは会社の集まりとはまた違った世界。ちょっと覗いてみましょう。

リーダー核のママが仕切り役

園によっては毎年の恒例行事となっているところもありますが、たいてい4月下旬から5月連休明けくらいに、クラスに一人はいるリーダー核のママが懇親会を企画し始めます。幼稚園のPTA役員をしていたり、上の子供からその幼稚園に通っていたり、比較的平均より歳上の先輩ママであることが多いでしょう。

懇親会に向けて、園から配布される連絡網とは別の、メルアドやSNSを利用したクラス名簿が作られます。最初は園児の名前もママの名前も両方覚えなくてはいけないので大変。上の兄弟の時からその幼稚園に通っているママは去年に引き続きの知り合いがいたりして、かなり優位に立つことができます。

懇親会は大スペースで

最低十数人の参加者が集まる園ママ懇親会は、広めのスペースが必要です。園児やその下の兄弟など小さい子供を抱えての集まりなので、気を使わなくてよい場所が必須です。幼稚園内のホールなどで歓談のみで行われる場合もありますが、大きめのマンションに住んでいる人が共用スペースの集会所などをレンタルして集まる場合もあります。飲食がOKな会場なら、お昼ご飯を各自持参したり、ケータリングサービスを利用して懇親会を盛り上げることもできます。園児が保育中にママたちだけで懇親会をする場合は、近くの飲食店を貸し切ってゆっくりランチをすることも可能です。

懇親会の内容は？

初対面で名前も覚えてない同士のママが集まるので、最初は自己紹介から始まることが多いでしょう。しばらく社会から離れている専業主婦にとっては、一番緊張する瞬間です。自分と子供の名前から兄弟構成、自宅のエリア、お友達関係まであらゆる情報を共有することになります。そこから、鋭いママは年収や暮らしぶりに至るまで、推測して情報をインプットします。

フォーマルな懇親会では、代表のあいさつなどが組み込まれます。カジュアルな懇親会では、打ち解けるために全員でゲームを行ったりします。

懇親会で注意することは？

幼稚園ママは、年齢もタイプもバラバラな人が集まってきます。公立幼稚園であれば、生活レベルでさえピンからキリまで様々です。まったく知り合いがいない場合、そこで新しいママ友を作っていくわけですが、最初の懇親会での出会いは非常に重要です。どのグループに属すかによって、卒園後小学校に入ってからのママ付き合いにまで影響するからです。

もちろん家が近いかったり同じ社宅同士で旦那の職場が一緒であったり、親しくなるきっかけが決まっていることもあります。子供同士が仲良くなってママ同士もなんとなく、という流れもあります。しかしできるだけ、多くの人に話しかけて自らチャンスを作っていくほうが賢いと言えるでしょう。第一印象から狙いを定めて、話しかけます。数分ほど会話をすれば、だいたいの性格はわかります。どれだけ早く自分に合うママ友を見つけられるかで、今後のママ付き合いがやりやすくなるかどうかが決まってしまうのです。覚悟していきましょう。

懇親会にふさわしいファッション

女性ですから、服装やヘアメイクには気を遣いますよね。懇親会におすすめのファッションは、目立ちすぎずカジュアルすぎない、誰からも好感を持たれる雰囲気のコーディネートです。いつもは攻め気味のファッションをしている人も、最初の懇親会くらいは無難な服装で臨みましょう。第一印象にインパクトを与えすぎると、先入観を持ったまま後々も対応をされてしまいかねません。ヘアスタイルもママらしい清潔感のある髪型で、メイクは派手すぎないようにしましょう。また高級なブランドものはできるだけ控えます。女性から妬まれるとトラブルのもとになりますよ。基本は年相応の上品な身なりであれば大丈夫です。

懇親会ではNGの話題

いくら打ち解けた雰囲気になっても、懇親会では触れるべきでない話題がいくつかあります。旦那の職業や子供の発育、成長についての話題はつい聞きたくなりますが、できるだけ避けたほうが無難です。まず旦那の職業を聞くというのは、かなりプライベートな部分に踏み込むことになるからです。仕事に上も下もありませんが、ママの中にはいろんな考え方の人がいますから、初対面では控えておきましょう。また子供の発育や成長に関しては、我が子と他の子との差が気になって仕方がないというママは少なくないですから、地雷を踏むことのないよう気を付けましょう。

幼稚園ママの懇親会事情、いかがでしたか？これから子供が幼稚園に入る予定の新米ママにとっては、ママ付き合いに関してわからないことだらけで不安がいっぱいでしょう。でもママ友は、子供を持ってみて初めて得られる喜びや悩みを共有できる戦友でもあります。心強い味方にもなります。懇親会を通じて、長年付き合っていけるようなママ友との良い出会いがあるといいですね。