失敗しない二次会余興のポイントは？

結婚式の二次会は、新郎新婦にとって大切なイベントです。二次会の雰囲気を左右する余興をするなら、ぜひ最高のものを目指したいですよね。実際にあった余興の失敗談から、気を付けたいポイントをまとめてみました。

二次会余興の失敗談1：内輪ネタばかりはつまらない（26歳・女性）

中高と同じ学校に通った友人の二次会に呼ばれて出席しました。新郎、新婦の友人が中心の二次会だったので、比較的盛り上げ系の余興がたくさん用意されていました。私たち新婦側サイドは、ピアノ生演奏の歌や遠方の友人からのビデオレターを披露しました。何度も集まって準備をしたので、緊張しましたがまずまず成功したと思います。
ただ新郎の大学時代のラグビー部仲間がしたお笑いライブみたいな余興が、ちょっとふざけすぎてひいてしまいました。しかもお笑いコントのネタが、昔のラグビー部時代のエピソードばかりで本人たちにしか分からない内容なんです。最初は新郎も笑っていましたが、内輪ネタばかりの内容で会場が盛り下がっていることに気付いたようで、だからといって中断させることもできず、見ていて気の毒でした。

二次会余興の失敗談2：ゲームのルールが難しすぎ…（30歳・男性）

職場の先輩の二次会は、大きめのカジュアルレストランを貸し切った会場でした。参加者が結構多くて立食スタイルでもなかったので、わりと落ち着いた雰囲気の二次会でした。二次会の幹事さんが景品付きのゲームを企画されていたのですが、クイズと伝言ゲームと宝探しを組み合わせたようなルールがあまりにも難しすぎでした。最初に全部説明されても全然理解できないですし、ゲーム途中で誰一人正しく動くことができなくなって、いちいち中断するというかんじになってしまいました。会場を見渡してもみんなポカーンです。一度も盛り上がることなく、なんとなく順位が決まってしまって、ぎこちなく景品が渡されるという散々なイベントでした。

二次会余興の失敗談3：余興はワンマンショーじゃない！（31歳・女性）

幼なじみの結婚式に続いて二次会にも出席しました。親戚も何人かそのまま参加されていて、フォーマルな雰囲気の会場でした。ビンゴゲームでまあまあ盛り上がったあと、二次会も終盤にさしかかったところで、新郎友人の弾き語りが始まりました。お世辞にも上手とはいえないギターと歌なのに、延々と何曲も演奏するのです。最初はご愛敬かな？くらいの気持ちで聴いていましたが、だんだんと苦痛を超えて腹立たしくなってきました。二次会は結婚をお祝いするための会で自分のライブじゃないんだから、常識を持った行動をしてほしいです。

二次会余興の失敗談4：まるで合コンなノリがキツイ！（24歳・女性）

新婦の友人としてさほど親しい訳ではなかったのですが、なんとなく人数合わせという感じで誘われたので二次会に参加しました。服装もカジュアルOKということで、想像通り大規模な合コンみたいな雰囲気でした。結婚披露を理由に、友人の幹事が二次会を企画したようで、最初から最後までホストクラブみたいな司会進行と合コンみたいなゲーム三昧でした。かなり飲んでた人たちがふざけまくって暴走するし、まるでナンパのように絡んできてとても迷惑でした。ゲームも下ネタばかりの内容で、正直うんざりしてしまいました。

二次会の余興で失敗しないために

いずれの失敗も、原因は二次会本来の目的を見失ってしまっているということですよね。二次会は結婚する二人をお祝いするための会です。主役の二人からすれば、その結婚披露と、お祝いしてもらったゲスト全員に喜んでもらうために行われるものです。

余興は、基本的に参加しているゲスト全員が理解できて、楽しめる内容を選ばなくてはいけません。一部の人たちにしか分からないネタを取り上げるのはやめましょう。景品付きのゲームをする際も、ゲームがメインではなく、会場を盛り上げるためだということを念頭に置いて考えた方がよいですね。そして余興をするということは、貴重な二次会の時間をいただいているということを忘れないように心がけることです。

余興当日に気を付けたいポイント

余興を成功させるために、当日までにしっかりと準備しておくことが重要です。会場の広さや設備についても、あらかじめよく確認しておくと安心です。
二次会の余興で最も気を付けるべきことは、時間配分です。自分の持ち時間は指定されているでしょうから、本番ではトラブルがあっても時間を厳守しなくてはいけません。二次会は多くの場合終了時間が決められているので、後ろにどんどんずれこんでしまうと司会進行に迷惑をかけてしまいます。
二次会にどんな人が参加するのか、正確なところは当日になるまで分かりません。きわどい盛り上げ系のネタを用意しているようなら、ゲストの顔ぶれを見てから調整しましょう。場の空気を読み取ることが、余興をするうえで最も大切なことです。