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結婚式の二次会幹事が酔いつぶれた人の介抱で気をつけるべきこと

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お酒の飲み過ぎを軽く見ていると大変な事態に直面することも

二次会にまで行くと、飲み過ぎて体調を崩してしまう人もいることと思います。会社や気の合う仲間たちとお酒を飲むのは楽しいひとときですが、飲み過ぎると、周りに迷惑をかけたり、病院に担ぎ込まれたり、最悪の場合は死んでしまうことさえあることは認識しておきたいもの。そういうことにならないためにも、周りの人の正しい介抱の方法を紹介します。

もちろん、大人がお酒を飲むのは自己責任ですが、楽しい場を暗い気分にさせないためにも、介抱役は必要です。二次会などに行ったり、大量のお酒を飲む可能性がある飲み会では、誰かを介抱役として毎回決めておくというのもひとつのやり方です。 それでは、どのような状態になると危ないのかを段階別に説明します。

1.顔が赤くなる。声が大きめになって陽気になる。
2.動きが活発になる。判断力がにぶり、視野が少し狭くなる。脈が速くなる。
3.明らかに大声で話すようになる。歩くと少しふらつく。怒りっぽくなる。
4.千鳥足になる。何度も同じことを話す。嘔吐する。
5.立てなくなる。意識がはっきりしなくなる。まともに話せなくなる。
6.揺り動かしたり、つねっても反応がない。呼吸がゆっくりになる。失禁する。

介抱役は症状ごとにどのような状態にあるのかを把握しておくこと

1や2というのは、お酒を飲むと多かれ少なかれ誰でも起きる症状です。体温が上がって気分が良くなります。この状態なら「ほろ酔い」という状態なので問題はありません。しかし、3以降になると要注意です。これ以上体調を崩さないとしても、トラブルを起こしてしまう可能性があるので、周りの人が目を光らせて何かあったときは対処の必要があります。4になったときは、介抱が必要になります。この状態の人への対処を誤ると、大きな問題になることがあります。5にまでなると泥酔状態。場合によっては病院に連れていくことが必要になります。6は最終段階です。急性アルコール中毒の可能性がありますので、危険と感じたときは、すぐに救急車を呼んだほうがいいでしょう。

介抱役に対処が迫られるのは3以降となります。3の人がいたら、周囲の人に一言伝えてから、外に連れ出すのもひとつの方法です。外の風に当たらせるだけでも気分が変わりますし、コンビニなどで水やスポーツドリンクを飲ませても良いでしょう。酔っている人には血中のアルコール濃度を下げることがいちばん良い方法です。また、これ以上飲ませると良くないなと感じたら、同じ方向の人を呼んでそのまま家に帰らせるという選択肢もあります。

寝ている人がいた場合は、横向きで安定するような体勢にする

酔ってしまい、既に寝てしまっている人を見つけた場合は、うつ伏せや仰向けではなく、横向きにして寝かせましょう。アルコールが原因での死亡は吐瀉物による「窒息死」がいちばん多いのです。それを防ぐためにも横向きにすることが重要です。そして、寝ている人がいる場合は、定期的に状況を確認して、意識があるかを確認します。揺すったり、つねっても起きない場合は、急性アルコール中毒の可能性が高いので救急車を呼びましょう。

また、泥酔状態の人がいた場合は、絶対にひとりで帰さないようにしなければなりません。帰宅途中に転倒や交通事故などが起こる可能性があるので、しっかりと付いてあげて、後日、何かごちそうしてもらいましょう。介抱役は家に送り届けるまでが役割です。

このように二次会などでは、さまざまなことが起こる可能性がありますが、対処法を知っている人とそうでない人では大きな違いです。二次会が暗転しないよう、毎回順番に介抱役の人を決めておいて、楽しい時間を過ごしてください。

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