東京のお祭りに行こう!歴史と粋な楽しみ方を解説
「神田祭」「山王祭」「深川祭」の歴史と、祭りを楽しむコツを紹介します。
神田祭(かんだまつり)
西暦の奇数年に「本祭」として正式な儀式が行われます。「神幸祭」は平安装束を着た明神様が乗った「鳳輦(ほうれん)」と「神輿(みこし)」、また各種「山車(だし)」が町内を巡り、大行列を成して祓い清めます。祭りの期間は、「和太鼓フェスティバル」など各種イベントも行われるので、多くの人で賑わいます。
山王祭(さんのうまつり)
三代将軍家光公の時代から、江戸城内に御神輿と山車の入御を許可された天下祭り。江戸幕府が滅亡してからも江戸を代表する祭りとして、現在まで受け継がれています。山王祭は西暦の偶数年に開催。「神楽囃子」「山王太鼓」などの日本古来の芸能イベントが人気です。
深川祭(ふかがわまつり)
毎年8月15日前後に行われますが、本祭は3年に一度。暑さ避けのため神輿の担ぎ手に水をかけることから「水掛け祭」とも呼ばれます。永代橋から富岡八幡宮の通りは多くの神輿で活気に溢れ、外国人観光客も多く訪れます。
祭りを楽しむコツ
祭りの日は交通規制が実施されるため、周辺道路も混雑します。離れた場所にとめる場合でも、駐車場を見つけるのはなかなか難しいので、車は控えた方がよいでしょう。電車を乗り継いで向かうのは時間がかかるかもしれませんが、道中からいつもと違ったお祭りの雰囲気が味わえるはず。タイムスケジュールに余裕を持たせて、一日たっぷり祭り気分を楽しみましょう。
◇お祭り仕様の暑さ対策
祭り当日は人であふれかえるので、暑い季節は熱中症に注意が必要です。祭りらしく、浴衣を着て参加する場合は、とくに快適に過ごせるような工夫が必要ですね。浴衣を一枚で着ると肌との密着度が高まり暑さが増すので、下には汗をよく吸収してくれる肌着を身につけましょう。サラサラとした肌ざわりの麻素材がおすすめです。小物を浴衣ファッションに合わせるなら、うちわや扇子を持ち歩くのが粋ですね。使わないときは、うちわは背中側、扇子は前側の帯に挟むと邪魔になりません。浴衣とのコーディネートも考えて選んでみてください。また汗拭きタオルのかわりに、手ぬぐいを一枚持っておくと便利です。ハンカチとしてはもちろん、小さなものを包んでかばんとして使えるので、荷物が増えたときに役に立ちます。
◇祭りの屋台を楽しむ
祭りと言えば、屋台も楽しみのひとつですよね。定番のたこ焼き、とうもろこしなどの食事系から、りんご飴、わたあめなどのスイーツ系、また射的やピンボールなどゲーム系も人気です。屋台を上手に楽しむコツを紹介します。
・美味しい屋台の見分け方
定番もののメニューは、いくつもの屋台が出店しています。場所によって、味も値段も違ってきますよね。
値段に関しては、祭りの中心エリアから離れるにしたがって安くなっていく傾向があります。持ち帰って食べようと思っているなら、帰り際まで待って、最後に安い店で買うのが賢い方法です。味に関しては、実際食べてみないと分からないものの、店構えや売っている人、お客の様子を観察すれば、ハズレを引いてしまう確率は格段に下がります。まず屋台の前に行列ができている店は、大方美味しいと見てOKです。とくに珍しくもない定番メニューなのに、他の屋台より行列ができている店は、実力のある人気屋台チェーンが出店していることが多いでしょう。もしくは毎年祭りに訪れるリピーターに支持されていると考えられます。売っている人の手際の良さ、屋台内の清潔度も参考になります。調理用具や材料が衛生的に扱われていない店は避けましょう。味の方も杜撰な可能性が高いです。
・ゲーム系屋台を攻略するコツ
祭りの的当てやクジは、子供だけでなく大人も夢中になってしまいますよね。もちろんゲームと割り切って楽しむ分にはかまわないのですが、高額商品を本気で狙うのはオススメしません…!というのも、祭りの屋台ゲームというのは、高額商品は当たらないしくみになっている店も、実際少なくないからです。的当てなら、お菓子程度の景品を狙うのが妥当だと言えます。また祭りに欠かせない金魚すくいですが、これもすくう「ポイ」の破れにくさが店によって違います。できるだけ多くの人が集まっている、良心的な店を選びましょう。上手にすくうコツは、まずポイ全体を水につけて濡らすこと。一箇所だけ濡れている状態がもっとも破れやすいと言われています。金魚をすくい上げるときは、ポイのふちに金魚を乗せ、斜めに引き上げます。出目金などの大型種を狙うの場合は、動きが鈍いものを選び、水槽の4隅に追い込んでからチャレンジしてみてください。
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