笑顔で送り出そう！送別会で使えるお別れメッセージ集

送別会は、しんみり系がお好きですか？それとも楽しくハッピーな雰囲気がお好きですか？

個人的にお別れを告げるときには、別れがたい気持ちも包み隠さず伝え、深く心を通わせることも大事でしょう。しかし皆が集う送別会では、あまり感傷的な方向に傾きすぎると、収拾がつかなくなるのも事実です。

別れの悲しみは、自然とあふれ出してしまうもの。せめてメッセージくらいは、明るく気持ちが上がる内容にしませんか？

ということで、最後は涙も吹き飛んで笑顔になれるような、心温まるお別れメッセージの作り方をご紹介します。

スピーチで伝えるお別れメッセージ

送別会の最後に、スピーチでお別れメッセージを贈る場合。大勢いる中で披露するものなので、あまり個人的な内容を詰め込んではいけませんね。具体的なエピソードを含めつつも、その他大勢の気持ちも含ませたメッセージが理想です。

【定年退職する部長へのメッセージ】
「〇〇部長、ご勇退おめでとうございます。これまで部長には何から何まで、社会人として大事なことを教えていただきました。
どんな状況でも決して声を荒げることなく、冷静に私たちを見守り育ててくれた部長。
わが部署では、理想の上司ナンバーワンでした。来月から部長がいなくなってしまう不安、寂しさは隠しきれませんが、部長の指導のすばらしさを証明するためにも、一人一人が自ら考え行動し、立派な仕事ができるよう心がけていこうと思います。部長が去られた後も、私たちの心のリーダーはずっと変わりません。
仕事だけでなく、人間関係の在り方、人としての生き方まで多くを勉強させていただきました。今まで、本当にありがとうございました。」

【寿退社する後輩へのメッセージ】
「〇〇さん、結婚おめでとう。私の方がわずかながら年上なのに、先越されちゃいましたね（笑）指導係としてこの5年間一緒にいましたが、ぐんぐん成長する〇〇の様子をとても頼もしく感じていました。
ときにはドキッとさせられるような敏腕なアイデアを出してくれて、私としても良い刺激をもらえたと感じています。いつでも周囲への配慮を忘れず、みんなのことを考えて行動できる〇〇に、みんな感謝していました。
癒し役の〇〇がやめてしまうのは残念だけれど、新たな目標に向かって頑張ってね。
きっと素敵な家庭を作れるだろうと思います。もし旧性に出戻ってくることがあれば、迷わずここにも戻ってきてね！社長に掛け合っておきます（笑）結婚おめでとう！幸せになってね！」

手紙で伝えるお別れメッセージ

送別会のプレゼントに手紙を添える場合、連名にして寄せ書きメッセージを贈るケースが多いでしょうか。その場合一人当たりのメッセージが短くなるので、内容ができるだけ他の人と被らないように心がけたいものです。

短くても思いが伝えられるような、寄せ書きメッセージの書き方をご紹介します。

【転職で途中退社する相手へ　送別会の寄せ書きメッセージ】
「優秀な先輩にはいろいろ教えていただきました。ありがとうございました。
同期の中でも、私が一番可愛がってもらった自信があります（笑）寂しいですが、〇〇先輩のポジションは私がゲットする気で頑張ります！」

「短い間でしたが、お世話になりました。少し専門は違うものの、〇〇さんの噂はよく聞いていました。さすがですね！頑張ってくださいね！」

「なに〜！？〇〇に行くんだって！？悔しいけどおめでとう！おまえならどこに行ってもやれるよ！寂しいからって戻ってくんなよ〜！」

「〇〇君、これからも頑張ってくださいね。才能と努力、どちらも持ち合わせている君なら、きっと転職先でも十分な能力を発揮してくれることと思います。今後の成長を期待しています。」

対して個人的にメッセージカードを渡す場合は、これまでのエピソードを含ませた言葉を贈りましょう。相手に思いが伝わりやすくなります。

【異動する上司へ　送別会の手紙】
「先輩、これまで長い間、大変お世話になりました。生意気な自分の指導担当になって、正直手を焼かせてしまったことと思います。反省しています。
入社したての頃、まだ何もできないくせに恰好だけは一人前気どりだった自分の失敗を、先輩は見事にフォローしてくださいましたね。周りに角が立たないように処理していただいたおかげで、あれだけの失敗が大ごとにならなかったのだと、今になって理解できるようになりました。
堅実で真面目タイプの先輩に対し、時々偉そうに意見したこともありましたが、先輩は頭ごなしに否定することなく、自分に考える時間を与えてくれました。
調子に乗った若造を、ここまでまともに育ててくれた先輩。ただただ、感謝しかありません。
お別れするのは寂しいですが、自分ひとりが先輩を独占するのは不公平なので、転勤先の若造に譲ることにします。頂いたご恩は一生忘れません。ありがとうございました。」