最近の若者はちょっと違う?今どきの飲み会マナーが面白い!
「とりあえずビール!」はもう古い!?
アルコールは飲める体質だけれど、それほどお酒が好きではないという人も増えてきているそうです。そんな人たちにとって、苦みが特徴の「麦水」を旨いと思う発想はないのかもしれません。
若者世代にとって、「ビールが飲めるようになれば一人前」といったかつての風潮はもはや消え去り、乾杯酒の指定席にいたビールは、彼らにとっては、数多くあるアルコール類のひとつでしかなくなっています。
「正直苦手だけれど、場の雰囲気に合わせて最初の一杯は我慢してビールで」と下っ端なりの気を使うこともなく、駆けつけ一杯を甘いカシスオレンジやカルアミルクでしてしまうという人も、決して珍しくはないようです。
プライベート優先!早退は当たり前
「二次会は結構です」
会社の飲み会は仕事ではないから、プライベートを犠牲にしてまで付き合う気はないといった、クール志向の若者が増えている模様。
それはもちろん正当な論理なのですが、古い人間にはどうも馴染めないのか、「礼儀のないやつ」「後輩のくせに生意気」といった辛口評価をされてしまうのが難しいところです。
「仕事仲間とのコミュニケーションは酒の席が一番」という飲ミュニケーション理論は、若者にはもう通用しないんです。仕事とプライベートをきっちりと分けたい、家族も大切にしたいという若者の考えも決して間違ってはいないだけに、世代間の溝が深まってしまうのは避けられないのでしょうか・・・。
若者的フードチョイス
ですが20代の若者だけの飲み会を見てみると、とりあえずの一皿はフライドポテトだと言います。そこからすぐに唐揚げ、パスタなど、ヘビー級のオーダーが続きます。
食の好みは人それぞれですが、日本の食生活が変化するとこうも変わるのか、とその違いに驚くことでしょう。
コンビニ、ファミレスが当たり前の時代で、フライ料理は若者にとってなじみ深い料理。ソウルフードというわけです。ビールには合わなくはありませんが、むしろ炭酸飲料水のような、甘めのカクテル、チューハイとの相性が良い料理です。ビール離れした若者たちの酒の肴としては、納得のチョイスですね。
ただし日本酒との相性は絶望的。昔ながらの酒飲みとは、なかなか合わないのが難点です。
ワイワイがやがや居酒屋でなくまったり個室が人気
まるで部屋飲みをしているような気分になれる、ゆったりソファ席と閉鎖された空間で、仲間うちだけで話し合いたいというのが、最近の若者の飲み方。注文は店員さんを呼ぶコールボタンはもちろん、タブレットでメニューを見てピピっと操作して注文するスタイルも増えているのが理由のひとつかもしれません。
お店のスタッフや隣のテーブルに座った知らないグループに話しかけ、仲良くなるというようなスタイルは、もう若者飲み会ではあまり見られません。メールやSNSでのコミュニケーション能力は長けていても、リアル世界で社交的なタイプは少数派なのでしょう。
先輩後輩、男女関係なく基本は割り勘
もちろん、芸や職人の世界など、今もその文化が残っている環境もありますが、若者の一般常識からするとあまりないそうです。
年や性別に関係なく、お金のやり取りは常に割り勘主義が多数派になりつつあります。その背景には、女性の社会進出や、若者の低所得化が関係しているのかもしれません。
おわりに
昭和生まれにとって世代間ギャップは否定できないものの、今風の常識を知っておくのも大事なことです。「昔はこうだった」「だから今の若者は」と下の世代を批判するのは簡単ですが、文化は古くから常に変わり続けて現在に至っているもの。良い悪いと陳腐にジャッジする行為は、ナンセンス以外の何ものでもありませんね。
「おすすめケータリングコース」
充実のメニュー内容とバラエティに富んだ品々が多くの人を満足させてくれます。ちらし寿司や串揚げなどの和食も取り入れるなど、バランスが取れているのも嬉しいところです。しっかりとお召し上がりいただき、楽しい時間をお過ごしください。
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