壮行会挨拶は思い切りドラマティック&ロマンティックに
また送別会と混同されることも少なくありませんが、送別会は別れを惜しむ要素がメインになるので、少々ニュアンスが違いますね。
壮行会は主役人物ないしは主役グループが決まっていて、彼らを皆で激励しようという会です。その目的が緩く曖昧になってしまうと、何のために集まったのかよく分からない、ただの飲み会と化してしまうので注意が必要です。
というわけで、壮行会においては挨拶スピーチは、全体をピリッと引き締めるために欠かせない重役です。ドラマティックなパフォーマンスとロマンティックな雰囲気で、聞く人の心に響く挨拶を心掛けたいものです。
では具体的な挨拶の仕方について、気を付けたいポイントと共に説明していきましょう。
壮行会挨拶は掴みが大事
大方、こうしたありきたりな文句から始まりますね。もちろん社会人として、ある程度の常識は持っておく必要があります。ただしこの後も当たり前の文句をツラツラと並べ立てるスピーチだと、聞く人を退屈にさせてしまいます。
お決まりの挨拶とはいえ、人の心を動かすようなスピーチを目指すなら、もう少しドラマティックな内容で勝負したいところです。
「まさか〇〇さんが代表に選ばれるなんて、正直思っていなかったのですが」
といきなり「え!?」となるような爆弾発言を落としてみましょう。
「本音を言うと、その役わたし狙っていたんですよね」
なんてまさかの赤裸々な告白をしてしまえば、会場にいる人たちの顔が緩んでグッと注目が集まります。
「じつは、〇〇さんの秘密を知っていましてね。ここだけの話なんですが・・・」
と主役すらドキッとさせる振りもOKです。とはいえ、内容は笑える程度にしてあげてください。
挨拶をドラマ風に構成する
「最近、ちょっとしたトラブルがあって手に負えず困惑していたんですが、たまたま彼がその件に精通していていましてね、素晴らしいアドバイスをもらえて本当に助かりました」
どんなに小さなことでも、主役の良い部分を5倍にも10倍にも盛って話せば、そこそこ感動的なストーリーが出来上がるものです。
「まあトラブルというのは、女性問題なんですけどね」
とブラックなオチをつけても(笑)
「というのは冗談でして、彼も他案件を多数抱えて手一杯の状況だったにも関わらず、自分のことのように親身になってくれたのには感動しました。」
挨拶の冒頭部でいったん主役を下げてから、話の山場で再び上げる。挨拶の構成にメリハリをつけると、当事者でなくてもスピーチを興味深く楽しめます。
ロマンティックさをアピールする
ロマンティックな雰囲気は内面から溢れでるものですが、外見やファッションからも醸し出すことができます。
ロマンチストは、ガサツさがあってはいけません。優美でかつ繊細な美意識を大切にしましょう。ファッションの好みや似合うテイストは人それぞれですが、「とりあえず」とか「適当に」といった判断基準で済ませることだけはNGです。決して高価でない、シンプルなファッションであっても、ひとつひとつのアイテム選びは慎重に、心から好きだと思ったものだけを身に着けるようにしましょう。ファストファッションが主流の今ですが、ロマンティックなオシャレとの違いは、じつは値段でなく、思い入れだということ。丁寧に作ったコーディネートは、不思議と周りに伝わるものです。
ファッションに限らず、仕草や表情も大事です。ロマンティックな身のこなしを身に着けることで、気持ちからロマンチストに近づいていきましょう。
話すときに手を忙しなく動かすと、落ち着きなく見えます。下半身に重心を構え、上半身はリラックスして。肩の力が抜けるだけで、姿勢がよく堂々とした様子に見えます。
また優雅な所作に見せるには、慌ただしくガサガサと動かないで、ゆっくりと落ち着いた身のこなしをするのがポイントです。ロマンチストな雰囲気は、目の奥から伝わります。キラキラした目をしていると、スピーチ内容だけでなく、その表情に引き込まれるものです。目はしっかり見開き、どこかミステリアスな魅力溢れる眼差しを演出しましょう。
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