新年会の服装は思い切って和装はいかが?着物選びの基本
着物はどこで調達すればいい?
しかし明治時代、西洋の服装が入ってくるまでは、着物は普段着として当たり前に着られていたものです。日常着として綿や麻の着物を身に着け、一張羅の絹の着物は、長く大切に着られていました。
着付けに関しても、現在は着付け師に依頼して、きちんと正しく着ることが当たり前とされていますね。しかしもともとはそれほどきちんと時間をかけて着るものではなく、もっとラフに着こなしていたそうです。ですから平服で参加するような新年会におしゃれ着として着物を着ていくなら、それほど難しく考えなくても良いということです。
丈やサイズ感をはかって身体に合ったものをあつらえるのがベストです。桜など春オンリーの柄や薄すぎる夏用でなければ、オールシーズン着られるのも着物の魅力です。仕立てるのは予算的に…という場合は、昔、家族の誰かが着てずっとタンスに保管してあるような、実家にある古い着物でも十分です。
呉服のリサイクルショップなどで、掘り出し物を探してみるのもいいでしょう。着物の知識が無い人は、一度お店の人着せてもらうと安心です。
和装に必要なものは?着こなしのルールってあるの?
もちろんフォーマルな冠婚葬祭においては、マナーを守ってきちんとした印象の身なりが求められます。しかし新年会は誰が主役ということはありません。他人に不快を与えない服装であれば、自分の好きな恰好をして構わないですよね。
大正時代、洋服のテイストと和装をうまくミックスさせた「大正モダン」な和装が流行しました。従来の着物の概念にとらわれることなく、着物とブーツを合わせてみたり、洋服のようなモダンな柄の着物を、それぞれにセンス良く着こなしていました。100年近くも前から、もう着物はフランクに楽しむことができるものだったのです。平成の今ならもっと形にとらわれることなく、現代感覚のアイテムをミックスさせて自由に着こなしてみましょう。
トレンドのガウンワンピを羽織るように、気負わず着物にチャレンジしてみてください。好みの丈、好みの柄の着物と帯を組合わせても間違いではありません。洋服をコーディネートするときよりも、柄×柄で遊べるのが着物のいいところ。直感を信じて、コレだと思った合わせ方を楽しんでみてください。
小物や靴も、普段使っているものを合わせても大丈夫です。モードでスタイリッシュなテイストのバッグと着物の組み合わせならば、よくありがちな着物鞄を持つよりもずっとオシャレに決まります。真冬の新年会に着ていくなら、大正モダンを見習って草履でなく、ショートブーツやブーティーなどで格好良く決めてみましょう。
というわけで、和装には必ず何を用意しなくてはならないという決まりはありません。ファッションですから、自由に個性をアピールすればOKです。
和装に似合うヘアメイク・髪型は?
なぜ着物にはまとめ髪かというと、うなじや耳を出した方が、着物をの襟周りを美しく見せられるからです。いわゆるアップスタイルが苦手な場合は、片寄せアレンジや編み込みで、顔周りをスッキリさせるだけでもいいですね。着物にはやはり黒髪の方がしっくりきますが、明るい色にカラーリングしている人は、着物との色合わせを工夫して、雰囲気のある着こなしを目指しましょう。
着物に合うメイクは、思い切った濃いめのメイクです。アイラインやリップメイクがぼんやりしていると、とくに個性的な和装をする場合、いまいち垢抜けません。普段の1.5倍ほど濃くするつもりで、思い切りのいい斬新なメイクをお勧めします。
アイメイクは、目尻のラインを強調しましょう。アイシャドウで繊細なグラデーションを作るより、一色をベタっと塗ってライン使いしたほうが、着物のインパクトに負けない目元になります。そしてまつ毛は、あまりバサバサと上げないように注意してください。着物にぱっちりアイメイクをすると、古臭くてケバい印象になりがちです。マスカラは付けてもいいですが、どちらかというと下向きに塗り、切れ長のアイメイクに仕上げましょう。
リップメイクは、ヌーディカラーやテカテカのグロスはNG。マット寄りのはっきりとしたカラーを、モード風に乗せるのが基本です。もしくは口元を小さく見せるように、カラー真ん中だけに色を乗せ、周りにぼかすテクニックで、ピュアな口元を作ってみてください。
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