送別会に贈る花束・注文の仕方から選び方までまとめ

花束を買って、誰かに送ったことはありますか？海外では、女性に花束をプレゼントすることは日常的かもしれませんが、日本では、母の日やセレモニーでの利用の方が多いかもしれませんね。

送別会の急な準備など、いざというときに役立つ、花束注文の段取りをご紹介します。

フラワーギフトの種類

まずフラワーギフトのいろいろな種類について知っておきましょう。いくつかの花を束ね、セロファン紙やカラーペーパーできれいにラッピングしたものが、昔ながらの花束です。最近人気の、水を含ませたスポンジに花を活けるスタイルがフラワーアレンジメント。花を乾燥させて保存が効くように処理した、持ち運び便利なブリザードフラワーなどがあり、用途・目的によって選ばれます。

どのタイプを選ぶかは、渡す相手によって決めればよいでしょう。できるだけボリュームを出したい場合は、スタンダードな花束が向いています。フラワーアレンジメントやブリザードフラワーは、手間がかかる分だけ値段も高くなるので、大きいものとなるとかなり高額となってしまいます。

しかし送別会のあと飲み会を控えているといった場合は、持ち運びしやすさを優先したいところ。ケースや容器に入って水を必要としない、ブリザードフラワーが最適です。

花束の場合、渡した後はできるだけ早く花瓶に差し替えて、毎日水を交換するなどのお世話が必要となりますね。一方フラワーアレンジメントなら、時々スポンジに水分を足す程度で比較的簡単なお世話で楽しむことができます。どちらが向いているかは、渡す相手の生活スタイルを考慮して決めましょう。

花屋の選び方

どのタイプにするか大方目途をつけたなら、いざ花屋に注文しに行きます。長期保存の効くブリザードフラワーは別にして、花束とフラワーアレンジメントは渡す当日に作ってもらう必要がありますから、当日受け取りに行くか、送別会の会場まで届けてくれる店にお願いすることになります。

スタンダードな花束であれば、どこの花屋でも扱っているので、入手するのに心配はありません。ただフラワーアレンジメントは今風のおしゃれなフラワーショップで頼む方が、かごなどの入れ物も豊富な種類から選ぶことができるのでお勧めです。

最近はインターネットで注文しても、簡単にフラワーギフトを届けてくれるシステムが確立しています。当日届けてほしい場所とだいたいのサイズ、予算を提示するだけで、適当な場所の花屋に連絡が入り、自動的に注文完了してくれるといったシステムです。日中忙しい人や、花屋に出向くのが恥ずかしい人にはぴったりですね。

ただデザインや品質にこだわりたい場合、また使う花の種類や雰囲気を細かく指定したい場合は、やはり直接店に出向く方が確実だといえます。

当日注文でも対応してもらえる

たいていの花屋では、当日注文しに行っても、花束や簡単なフラワーアレンジメントであればすぐに作ってもらえます。ただし、材料はその場にあるものでということになるので、希望をすべてかなえてもらうことはできません。

また配達についても、時間帯によっては受け付けていなかったりと不自由することがあるかもしれないので、やはり前日までに予約しておく方が確実でしょう。

ブラザードフラワーについては、どこの花屋でも扱っているわけではありませんし、置いていても種類が限られるので、むしろインターネットにて幅広く探した方がいいですね。

花束の選び方のポイント

花のことがまったくわからない人は、下手に口出しするよりもプロに任せて作ってもらったほうが安心です。色合いや花同士の相性など、プロのテクニックを駆使して最適なフラワーギフトを完成させてくれるでしょう。お店の人には、渡す人の年齢や性別、わかれば服装の好みなどを伝えればＯＫです。

花は一般的に、つぼみの状態よりも8分咲きから満開の状態が美しいのですが、完全に花びらが開いた後は、当然、枯れていきます。満開の状態の花束は、それだけ楽しめる期間が短い、つまり寿命が短いということを知っておかなくてはいけません。

もし花を渡す相手がお花好きでこまめに世話をしてくれそうなら、あえてつぼみ状態のものもいくつか混ぜておくことで、長い期間自宅で楽しんでもらえるでしょう。ただ華やかさとボリュームは満開の花束には劣りますので、そのバランス加減はお店の人のセンスに任されることになります。

いつ届けてもらうのがベストか

完成した花束は、切り口に水を含ませたペーパータオルを当ててくれていますが、半日もその状態で置いておくと花に大きな負担をかけてしまいます。とくに気温の高い季節は、保管状態にも注意が必要です。完成してから持ち帰って花瓶に移し替えるまで、できるだけ短時間であればあるほど、切り花の寿命は長くなります。フラワーアレンジメントも、やはりできるだけ作りたての状態で渡す方がベストということに変わりありません。

ではいつ届けてもらうのがいいかというと、できるだけ渡す直前で。しかし、なんらかのアクシデントが起こりうることも考慮し、送別会開始の1時間前で予約しておくのがいいでしょう。送別会が始まる前であれば、もし花の到着が遅れていたとしても、まだ問い合わせする時間の余裕があります。最悪なにかの手違いで注文した店舗から届けてもらえない場合でも、代わりの店を探して買いに走ることもできます。

送別会の最後は、やはりフラワーギフトを渡す方がかっこよく引き締まりますから、念には念を入れて準備をしておきたいですね。