送別会の花束を予算から決めてはいけない4つの理由
この方法は一見合理的に思えますが、じつはあまりお勧めできません。どうして予算から決めてはいけないのか、その理由を4つご説明します。
感謝の気持ちに値段はつけられないはず
つまり「送別会に花束を渡そう!」と決めたと同時に、「じゃあ予算は?」となる思考回路自体に問題があるのです。まずは「どんな色の花がいいだろう」「花束とフラワーアレンジメント、どちらが好みだろう」といった考えが自然なはずです。予算を先に考えてしまうということは、義務的な意識で花束を選んでいることの表れです。そして渡す相手にも、自然と伝わってしまうものです。
予算を先に決めると高く感じる!?
「それって高くない…?」
植物や花に興味がない人にとっては、どうしてもそう感じてしまうものでしょう。しかし「〇〇会」というセレモニーの場においては、フラワーギフトが定番中の定番となっているのが現実。だからこそ花束は「値が張っても仕方がないもの」との位置づけになってしまうのです。
しかし花束自体の価値をよく考えてみると、決してそうは思わないはず。農家が丁寧にひとつづつ育てた花を全国から取り寄せ、花屋が客の元に旅立つまで大事に世話をし、いざ花束やフラワーアレンジメントになる際にはまた手をかけられ美しくデコレーションしてもらい、色合いもバランスも計算されたフラワーギフトとして完成するのです。
しかも、花の美しい色合いや造形は、人工的に作られたものでなく、自然が生み出した奇跡の産物です。そんな自然界の宝物を使った芸術的な作品を手軽に手に入れることができるとは、なんとありがたいことでしょう!
そう考えると予算なんてさておき、花束の本当の価値に感動することができるのです。
プレゼント会計係の都合を考えて
もし先に予算を決めたなら、例えば5000円の花束をチーム10人で出し合う場合、一人500円を集めることになります。全員がスムーズに徴収に応じてくれさえすれば問題はないのですが、中にはお金にルーズな人もいます。なにかと理由をつけて、いつまでも支払ってくれなければ、何度も声掛けすることになり、会計係の負担となります。
第一、送別会のプレゼントは、仲間であったからといって強制参加ではありません。内心、1円も払いたくないと思っている人がいるかもしれません。会計係が、支払いを強要することはできないのです。
つまり送別会の花束は、有志で渡すものなのです。ですから、先に予算を決めてから人数で割って徴収する仕組みは、決して適当ではありません。
「一人500円くらいお願いします。」とゆるい雰囲気で集金し、集まった合計金額に見合った花束を買いに行く、それがベストな方法ではないでしょうか。
注文する順番ひとつで内容が変わる!?
例えば3000円でと言われた場合、メインである花を白いユリに決め、そこから色合いやバランスを見て違種類の花をチョイスしていきます。花を扱うプロですから、花束をとオーダーされれば、自分の作りたいようにデザインを考案することでしょう。ユリ5本で1500円、サブの花束もろもろを10本プラスして1000円、残りはラッピングと手数料で500円とおおまかに計算します。
しかし注文の仕方を考えてみるとどうなるでしょう。
「ゴージャスな花束がほしいので、ユリを10本ほど入れてもらえますか?あとはバランスを見て、花屋さんのセンスでグリーンや他の花を足してコーディネートしてもらえると助かります。それで予算はあまりなく、3000円なんですが、お願いできますか?」
と言われれば、プロ魂にかけてもなんとかしたいと思うでしょう。ユリ自体の値段は下げられなくても、サブに使う花を少々工夫したり、ボリュームを優先させたりして、なんとか仕上げてくれるはずです。
結果、仕上がった予算3000円の花束は、前者はユリ5本のそこそこのもの、後者ではユリが10本も入った豪華なものになるのです。
日本では買い物をするときにあまり値切る習慣はないかもしれませんが、海外旅行のお土産を買うつもりで上手に交渉してみましょう。もしくは家電量販店のまとめ買いと同じ要領です。同じ予算でもよりお得に花束を作ってもらえるかもしれないので、まずは試してみる価値ありですよね。
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