送別会で定年退職する上司に決して言ってはいけない言葉とは
それは「頑張ってください」の言葉。
なぜいけないのか?その理由を説明していきましょう。
目上の人に「頑張って」は失礼
若い世代と定年退職する世代とのジェネレーションギャップもありますから、メッセージは相手に寄り添った感覚で考えましょう。日本語の微妙なニュアンスについては、上世代の人の方が詳しいです。できるだけ正確な日本語を使うように心がけるべきですね。
定年退職するのに、何を「頑張る」の?
そんなモヤモヤした心理状態のときに、まだまだ現役の部下から「頑張って」と言われては、「何を頑張るんだ?」とイラっとしてしまうのも分かる気がしますよね。
年齢も地位も上の立場の上司が、今後もまだまだ現役が続く部下に嫉妬してしまうのです。だから悪気なく発した「頑張ってください」の一言が、嫌味に聞こえてしまうのかもしれませんね。
安易な「頑張って」メッセージの問題点
相手が頑張るかどうかは、その人自身の問題。こちらから言えることは、せめて「頑張っている素敵なあなたを期待している」だったり、「これからも頑張っていられることを祈っている」ですよね。
相手の頑張りについてとやかくもの申すよりも、自分の気持ちを素直に伝えるほうが自然です。
「ご健闘をお祈りしています」「陰ながら応援しています」なら、目上の人に言っても失礼な感じはありません。どうしても相手の頑張りに言及したいなら、こうした謙虚なメッセージを伝えましょう。
頑張り屋さんに「頑張れ」は危険
なぜかというと頑張り屋さんの人は、自分の心身が壊れてしまうほど、限界を超えて頑張ってしまう性質があるからです。気持ちは「まだまだ行ける」と思っていても、身体と心には確実に無理が生じます。気付かないうちに疲労とストレスが蓄積し、気づいたときには取り返しつかないほど身体に異常をきたしていたり、ストレスからうつ病やパニック障害を引き起こしてしまったりするのです。
現にうつ病を患う人は、本来真面目で責任感の強い頑張り屋さん、また人の頼みを断れない、周りから評判のいい人がほとんどです。
相手の本当の性格ってよくわからないですから、安易に「頑張れ」とメッセージを送ることはあまり勧められるものではありませんね。
「頑張ってください」以外に何を伝えるか
健康な人も身体が弱い人も、老若男女問わず身体には気を付けなくてはいけません。相手の身体を心配することは、相手を大切に思う気持ちを自然に伝えることができます。
同じような意味で「お元気で」という言葉がありますが、こちらはどうも「バイバイ」の意味合いが強くなりますよね。日本の会話には馴染みにくいですし、控えめに「ご自愛ください」の方がよいでしょう。
送別会でのメッセージの伝え方
また送る側の代表としてスピーチを頼まれた場合は、緊張してうっかり「頑張ってください」と口走ってしまうことのないよう、前も持って原稿を考えておきましょう。覚えてしまうくらい内容を頭に入れて、本番では原稿にプラス、当日の気持ちを合わせて伝えられるといいですね。
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