送別会のスピーチ、何話せばいい?送られる人編
自分の正直な気持ちを、自分の言葉で伝えることが何より大事なことですが、送ってもらう人たちへの感謝がよく伝わるようなスピーチに仕方を知っておくと役立ちますよ。
スピーチ原稿の作り方
お決まりの挨拶は最低限で大丈夫。自分にしか話せないエピソードをたくさん盛り込みましょう。
スピーチの構成例をご紹介します。
【転勤の送別会スピーチ】
・冒頭のあいさつ
・周囲の人への感謝
◎感じたこと、得たことのエピソード
◎異動先の紹介
・まとめのあいさつ
【寿退社の送別会スピーチ】
・冒頭のあいさつ
・周囲の人への感謝
◎学んだことと、去りたくない気持ち
◎結婚についての情報
◎今後の抱負
・まとめのあいさつ
【転職の送別会スピーチ】
・冒頭のあいさつ
・周囲の人への感謝
◎転職することになった理由
◎途中退社することへの謝罪
・まとめのあいさつ
まとめて見ると分かりますね。スピーチは基本的にあいさつ・気持ち・あいさつでサンドイッチする構成。話しを展開しやすく、カッコよくまとまります。
最初と最後のあいさつ部分は、どんなシチュエーションでも大体同じです。あいさつの文句はとくにオリジナリティを付け加える必要はありません。聞いている方も、さらっと聞き流している部分です。違ってくるのは◎印の部分。スピーチ原稿を練る場合は、中身の文章をいかにリアルに描けるか、ダイレクトに気持ちを伝えられるかが勝負となってきます。
気持ちをうまく伝えるには
まず、クサイと思われるくらい大げさな表現を用いることをお勧めします。冒頭、締めのあいさつだって、普段は使わないような、かなり大げさな感謝の言葉を用いますよね。スピーチは会話ではありません。一対大勢です。メッセージは誇張するくらいの方が、その特別な送別会の雰囲気にもしっくりくるというものです。
そして話にメリハリをつけるのも大事なポイント。「ありがとう!ありがとう!そしてまた、ありがとう!」と終始感謝の言葉だけのスピーチも悪くはありませんが、聞いている方は感謝の言葉に慣れてきてしまって、なにも感じなくなってしまいます。また感謝の言葉が過ぎると、少々嘘臭く聞こえてしまうこともあるかもしれません。
ダラダラと感謝のみを並べるよりも、少しアクセント加えるつもりで、面白いエピソードや自虐ネタを盛り込む方が、スピーチとしての完成度は高いと言えるでしょう。「かつてこんな失敗をしました」とか「今だから言えるのですが、秘密を隠していました」とか、なんとなくドキドキするような内容であれば、聞き手は自然とあなたの話に引き込まれていくはずです。
ただしあまり調子に乗りすぎると、誰かのひんしゅくを買ってしまい、送別会の雰囲気が悪くることも考えられます。ある程度オブラートに包んで、貶めるのは基本自分だけにし、人の悪口は言わないよう注意しましょう。はっきりとは言わないけれども、行間を読んで悟ってくださいね。と聞き手にゆだねるのもいいでしょう。
立派なスピーチをするために気を付けたいこと
まず基本の姿勢。しっかり胸を張って、堂々とした立ち姿で。マイクはスタンドがあれば持たなくてもよいですが、身長より低めのマイク位置に無理して口を持っていこうと猫背になるのは、見た目スマートではありません。高さが合わないならきちんと調整するか、マイクを手に持って話しても大丈夫です。
そして意外と知らないお辞儀の仕方。自分は深々とお辞儀をしたと思っていても、それほど頭が下がりきっていないことはよくあります。感覚以上に、自分の太ももを見るくらいまで頭を下げた方が、きちんとした印象を与えることができますよ。
スピーチの際にあがってしまって、挨拶、お辞儀すべてを焦って済ませてしまう人がいます。話し方も早口で、あまり聞き取れない…。せっかくのスピーチが台無しです。送別会の主役は自分なのですから、たっぷりと時間を使って、堂々たるスピーチをしましょう。言葉に詰まっても、焦ってはいけません。少々間が空いたほうが、むしろ言葉が伝わりやすくなりますよ。
送別会は今までお世話になった人と過ごす、最後の機会です。内容の濃い、聞きごたえのあるスピーチで、感謝の気持ちを余すことなく伝えられるといいですね。
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