第一印象アップ術を知っていれば、懇親会も怖くない！？

初めての懇親会に出席するときは、期待と不安でいっぱいですよね。トークに自信がない人にとってはなおさらです。そんなとき知っていると役立つ、第一印象アップ術をご紹介します。

第一印象がその後の関係を左右する

人は会話をすることよりも、出会って数秒の第一印象からほとんどの情報を入手していると言われています。つまりどんなに話上手でも、第一印象が悪ければ台無しです。逆にどんなに口下手であっても、最初に好印象を持ってもらえさえすれば、その後も良いレッテルを貼ってもらえるということです。

第一印象の決め手・姿勢としぐさ

立ち姿や身のこなしは、第一印象に大きく影響を与えます。猫背だったり重心が偏ったりした立ち姿は、だらしない印象を与えます。第一印象を取り繕おうとしても、普段のクセはついつい出てしまうもの。日頃から美しい姿勢を心がけて矯正しましょう。

また意外によく見られているのは、手の動きとしぐさです。鼻を触ったり腕を組んだり、落ち着きなく爪をいじったりするのはよくありません。脱力して自然におろすか、胸元で上品に手を合わすようなポジションが良い印象を与えます。

気になる視線

視線は相手の表情を読み取る、大きな情報源です。しっかりと両眼が見開かれて、落ち着いた眼差しが理想です。会話をしていなくても、伏し目がちな表情だと声を掛け辛くなってしまいます。相手のアイキャッチを見逃すことのないよう、顔を上げて周りを見渡すように心がけましょう。

会話の最中は、しっかりと相手の顔を見ることが大事です。間違ってもよそ見をしたり、下を向いたりしないでください。相手の話がつまらないというサインに受け取られてしまいます。

何人かのグループで話しているときは、しっかり話を聞いていると印象付けるためにも、常に発言している人の顔を見るようにしましょう。

品格が問われる口元

品のある人間かどうかは、口元を見れば分かると言われます。口角の上がったキリッと締まりのある唇は、誠実な印象を与えます。逆に口がぽかんと空いていたり、唇を噛んだりするようなクセは好ましくありません。言葉を発する際も、正しい発音を心がけましょう。

大きく口を開け歯を見せて笑うことは、相手に対して心を許しているという合図です。ただしあまり多用しすぎると知性が感じられせん。どちらかというと生真面目で堅い印象を持たれがちという人は、あえて大口を開けて笑うなどオープンなしぐさをして、相手の警戒心を解いてあげるという方法は有効です。

女性はヘアメイクひとつで印象が変わる

どんなに高級な服を身に着けていても、髪型とメイクがイマイチだとその魅力は半減してしまいますよね。髪型は顔のフレームであり、会話中一番目につく場所です。また、身だしなみがきちんとしているかの目安にもなります。艶やかでフワッとボリュームのある髪型なら、エネルギーと若さを演出できますので服装以上に気を使いましょう。ロングヘアの人は、手入れが行き届いた美しい髪なら大丈夫ですが、そうでない場合は清潔感が出るようにすっきりとしたまとめ髪にセットしましょう。

メイクは目元と口元、共に濃すぎるのはNGです。目を大きく見せるためにアイラインとアイシャドウを大げさにひいたり、黒目を大きく見せるカラーコンタクトレンズを常用している人がいますが、あまり不自然なメイクは好感度を下げますのでやめておきましょう。

食事が出される懇親会では、濃い色のリップはグラスにべったりとついてしまったり、食べているうちに汚くはげ落ちてしまったりするので控えましょう。過度にテカテカしていない、上品な口紅やグロスを選ぶことをお勧めします。

気をつけたい「におい」の問題

ファッションとして香水やコロンを常用している人は、懇親会の際つけすぎに注意しましょう。食事を伴う懇親会なら料理の邪魔になってしまうのはもちろん、香りの好みは人それぞれですから、不特定多数の初対面の人を相手にする懇親会にはふさわしくありません。どうしでもつけたいという人は、足首やお腹など、自分だけにフワッと感じる程度に抑えておくほうがよいでしょう。

当たり前のことですが、服を洗濯していない、お風呂に入っていないなど不潔な悪臭を漂わせることは、第一印象うんぬん以前の問題です。周りの迷惑になりますから、当然のエチケットとして守りましょう。

第一印象がいい会話術

誰もが話上手になれるわけではありません。気の利いた、面白い話題が思いつかなくても大丈夫です。好感度高く会話を進めていくのに最も重要なポイントは、タイミングよく相づちを打つことです。あなたの話が面白いですよ、興味がありますよという雰囲気を醸し出しながら、相づちを欠かすことなく入れていきます。もし話が途切れてしまったら、自分の話、もしくは絶対にはずさない話題を適宜振ってみましょう。基本的には相手の話を上手に聞き出してあげるほうが、話し相手に満足感を与えることができます。